日本国内で買える家庭向け搾油機を方式別でまとめました。
なお、家庭で使えるものをピックアップしましたので、業務用は除いております。
玉絞り式
現在も現役にして、品質最良といわれる古くからの搾油法。
搾りきれないことがメリットでもありデメリットでもある、言うなれば「油の大吟醸」
メリット
- 余分な成分が出ず味の良い油に仕上がる
- 電気に頼らず構造もシンプル
- 臼にさえ入れば原料の種類(形)を選ばない
デメリット
- 原料からの搾油率が低い
- 大きい種を絞るときは事前に粉砕しないと効率がさらに落ちる
- 非連続式のため、量を取るには業務用のような大型でない限り何度も作業が必要
- 搾油率を上げるには別途蒸す作業が必要
以上のことから、家庭用の場合、都度必要量を絞る運用になろうかと思います。
(フレッシュな油なのでそれが家庭搾油の一番の醍醐味なのだとも思います)
家庭用搾油機ラインナップ
①非電化搾油機
電力に頼らない生活を提案する非電化工房さんの製品。
〈ポイント〉
容量は200cc。
油圧式で負荷が軽い。
価格は6万円
日本製。
常時在庫がないので予約購入。
②SHIBORO
〈ポイント〉
非常にオシャレで現代的な搾油機。キッチンにあっても違和感なし(?)。
日本製。
油圧式でなく人力。
容量が複数展開(30cc〜130cc)されているが、いずれにしても必要時都度絞りです。
価格は48,600円(SHIBORO mini)〜129,600円(SHIBORO PRO)
搾油機 家庭用油しぼり機SHIBORO ゴマ エゴマ ナタネ ツバキ 石野製作所
③手動式搾油機SAN
〈ポイント〉
理化学機器メーカーが作った子供の興味を刺激し天才を育てる(?)搾油機
容量は308ccほどで一回処理量はこの中では一番大きい。
油圧式(圧力不明)。
名前にSANとあるが、サン精機の製品なのだろうか?(なお、サン精機は大型の業務用ばかりで除外している)
価格は84,132円
まとめ
家庭用だと選択肢はこれぐらいだと思います。
こうしてまとめてみると、三者三様のアプローチで搾油機の販売にたどり着いたことがわかって非常に興味深かった。
・自給自足の非電化工房
・健康(美容)の石野製作所
・教育(食育)のケニス
なお、私は非電化工房さんのコンセプトに近いです。
それにしても、どれも値段が高くって手が出ないです、、
もうひとつの搾油方式、エキスペラー式搾油機のまとめはこちら