PITEBAを使っていると、たまにハンドル負荷が大きすぎる状況に陥ってしまいます。
最近PITEBA公式HPが更新され、それに関するTIPSが新たに追加されました。
I cannot press the oil. What to do now? - PITEBA
それによると、原因は水分含量不足だそう(必要な水分含量は10%)。
負荷が過剰な兆候
・ハンドルが回らない
・搾油かすがキャップから出てこない
・油が出てこない
・ワッシャーの摩耗がひどい
・シャフトから黒い油(金属摩耗による)が出ている
・原料がmashにまで粉砕されている(細かくなりすぎている?)
水分含量を調整する方法(PITEBA公式情報)
理解に苦しむのですが、摩訶不思議な方法が紹介されています。
流れとしては規定の重量の種を測って、それに一定量の水を足して、袋に入れて吸水させるのですが、PITEBAを使って天秤のようにして重量を測る方法が紹介されてます。
おそらく、PITEBAの開発思想が、「貧しい農家を豊かにする」ことにあるので、秤がなくても対応ができるように、というPITEBA社の配慮なのだろうと推測(一貫性には本当に感心します)
つり合いが取れる重量があるはずなので(未計測)、日本の家庭であれば秤のひとつふたつありますし、この手法はとらずとも計量して加水するだけでいいと思います(重量なので搾油する原料の種類によらない)。
(私見)過剰負荷の場合の対策
しかし、上記の水分含量調整の方法、相当面倒ですよね。
もしハンドルが回らないとなったとき、いったん搾油作業をストップして、水を加えて、2日間待たないといけない。あまりに非現実的。
なので、対処方法としては、水分調節以外のところでやりたい。わたしの経験では、
①キャップに詰まった搾油かすを一度除去する
(時間の経過で水分が飛び、ますます硬くなってるので)
②加熱バーナーの火を強める
③搾油かす排出口をできるだけ大きくする/エンドキャップを外す
現実的なのはこのやり方かなと思います。
わたしがごまの搾油で搾油困難になったときは、この方法で切り抜けることができました。
(③によって15%ほど搾油率が落ちてしまいましたが)
上記の改善でもにっちもさっちも行かなければその原料の状態ではどうしようもないので、一度焙煎を加えてみるか、水分調節をせざるを得ないかと思います。
ご参考になれば幸いです。
搾油経験を重ねれば勝ちパターンが見えてくるとは思うのですが。わたしもまだまだ暗中模索状態です。
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