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古民家再生記1【現状確認】

2018年あばら屋と荒地を購入しました、まねきねこです。

 

今回から始まるあばら屋修復記。あばら屋修復初心者のわたしが果たしてあばら屋を見事よみがえらせることができるのか?

まずはどこが修理必要なのか、現状チェックです。

 

外観

玄関とその横のもともと便所があったところは屋根が錆びて朽ち果て、さらに柱がシロアリに食われて今にも崩れ落ちそうです。やはり水回りは痛むのが早いですね。

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壁は杉板の下見張り(鎧張り)。クギが錆びて板が何枚か抜け落ちて土壁がむき出しです。ブルーシートは剥き出しはまずかろうと、とりあえず私がタッカーでとめたものです。早く手当てしてあげないと土壁の痛みが心配です。

屋根

クズやスイカズラが外壁の杉板の内部を登って屋根の上まで到達してしまっています。そこにさらに落ち葉も積もって水はけが悪くなってます。まずはこれを第一に除去せねば。とはいえ登るのも怖くてとりあえず保留。全体をチェックしてから考えよう。

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内部へ潜入

ドアを開けると(といっても持ち上げないとスライドできない)早速ヤモリがお出迎え。何十年人が住んでなかったこのあばら屋をこれまで守ってくれたのは君なのか?感謝

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積年のホコリが積もっています。

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畳部屋。沈んでます。嫌な予感・・

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畳とその下の杉板を剥がしてみると惨状が明らかに。大引も根太も束柱もシロアリに食われてスッカスカのボロボロです。

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畳自体が湿気を持っていたのと、外のトイレに近い場所だったからか、床があやしいのはここだけでした。でもほかの部屋も床板は全部はずしてチェックしないといけないな。なお、この畳部屋だけは杉板がクギで固定されておらず、床下にアクセスできるようにしてあるようでした。

とりあえず食われた木材はバールで全部取り払いました。シロアリは見当たりませんがまた春になると土の中から出てくるんでしょうか?恐ろしや。シロアリ駆除剤も早く撒いておきたい。

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取り払ってみると、大引が接していた土台と柱にも若干の被害が。これはこのままでもいいのかな?(というより治し方がわからない)表層がやられた感じで中までスカスカというほどではないけれど、、

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屋根裏

床下の惨状に若干気が滅入りつつ、押入れの天井板を突いてみると一枚固定されていない板を発見。梯子に登って屋根裏を見てみます。

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暗くてほこりもすごいので映りが悪いですが、見わたす限り雨漏りはしていなさそうな様子でした。

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それよりも太い無垢の柱に感動。カッコイイ!さっきまでの落ち込みはどこへやら、天井板をはずして上まで吹き抜けにしよう、真ん中の太い柱を使って自在鉤を吊るして囲炉裏を作ろうか、などとわくわくして見ていました。

ただし、そんな妄想も束の間。屋根裏にもつるが土壁の隙間を通して入ってきています・・

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人のいなかった家は自然に還っていくのですね。

 

とりあえずは屋根のつる下ろし、壁板張り、シロアリ駆除。これら優先でやっていきたいと思います。

この家を古民家と呼べる日まで頑張ります!

それでは!