割とめんどくさがりやの自宅ラーメン屋、まねきねこです。
「趣味で自家製ラーメンをたまに作ります」って人にいうともれなく驚かれますが、その中でもスープ何時間も炊くの?ときかれます。やっぱりラーメンというと寸胴で豚骨なり鶏ガラなりを長時間炊くイメージありますよね。
昔はわたしもやりましたが、最近はめんどくさくてご無沙汰でした。
そんな面倒なラーメンのスープ作りを、火をほぼ使わずほったらかしで達成する、シャトルシェフという魔法の道具のお話です。
ラーメンの5要素
ラーメンを作るときには、麺、スープ、タレ、油、具材と大きく5つの要素があります。
この中で一番手前がかかるのが何と言ってもスープ。ラーメン一杯の原価を見ても、麺より具よりスープ!
だからこそ、つけ麺や混ぜ麺はスープのコストが低い分(混ぜ麺はコストゼロ)利益を多く出せたり、あるいは麺大盛無料で還元できたりするんですよね。
シャトルシェフについて
「シャトルシェフ」は魔法瓶で有名なサーモスの鍋。魔法瓶構造の中に沸騰させた鍋を入れておけば熱々の状態を長時間保って煮込み料理が放置で簡単にできるという、ほんとに魔法としかいいようのない調理器具。
お出かけできるし、ガスも電気も使わなくてエコだし、ただの魔法瓶だから壊れることがないし、一家に一台レベルの便利さです。
丸鶏スープを作ろう!
そんなシャトルシェフですが、見方を変えれば長時間火にかけないといけないラーメンスープづくりにも活躍できるのではないか?
もちろんグラグラと濃厚スープを狙った加熱はできないけれど、逆に透き通ったスープにはもってこいです。そんな透明スープの代表格丸鶏スープをとってみました。
コストコで材料調達。ブラジル産中抜き丸鶏です。一羽あたり330円くらい。それが3つでちょうど1000円ほどのパックです。重さ2kgなので一羽700gぐらい。
コストコで人気のロティサリーチキン(鳥の丸焼き)はたぶん、この丸鶏をローストしたもの。産地(ブラジル)もサイズも同じ。自分で焼けば半額くらいで食べられますね。
こんどやってみよう!コストコの七面鳥はさすがにでかすぎて買えないけど、これならクリスマスの豪華な夕食(と見せかけた節約夕食)にいいかも。
では丸鶏でスープを炊いていきます。あっさりしたスープにしたかったので、最初に、ぬるま湯から加熱しアク抜きをしました。いきなり熱湯に入れると血が血管の中で固まって出てこなくなるとか(台湾人の奥さん談)。台湾人は鶏にうるさい。
最近寒いので、うちの子が丸鶏スタイルで寝ていることがあります(笑)
続いて本炊き。
今度は冷たい水からじっくり加熱します。肉にしっかり火を通しておくため、沸騰してから10分待ちます。その後、シャトルシェフにイン!あとは放置するだけ。火を使わないので、家にいる必要すらなし。お出かけ可能。
夜仕込んで朝まで放置することもあります。朝はさすがにぬるくなってるけど、沸騰して殺菌して密封したままだから、腐らないと信じてます(夏はさすがにやめとくけど)。
8時間ほど放置調理されたスープ(途中でネギ生姜追加)。若鶏なのであまり鶏油が出ませんでしたが、綺麗な黄金色のスープです。うまみもたっぷり。シャトルシェフならではですが、グラグラさせないので煮崩れが起きません。
シャトルシェフは鍋を気にする必要がないので同時並行の製麺もお手の物です。 あっさり系に合うよう、麺帯を薄くして細麺気味にしました。
丸鶏と一緒にチャーシューもシャトルシェフすればよかったけれどあとの祭。生醤油のタレに自家製ごま油を浮かべたさっぱりした鶏そばでいただきました(かまぼこはご愛嬌)。
滋味たっぷりの豊かなスープで美味しすぎて飲み干してしまいました。
煮出した丸鶏のお肉はまだまだ旨みがありますので、ほぐしてから味付けして肉そぼろっぽくしたり、無駄なくいただけます。
というわけで、
・シャトルシェフでラーメンスープづくりが手軽&光熱費節約
というお話でした。
それでは!
シャトルシェフは大は小を兼ねるので大きめがおススメです!