自給自足がしたいサラリーマンのblog

自給自足を夢見て、農業、釣り、料理にいそしむブログ

椿油を搾りました【PITEBA搾油】

こんにちは、まねきねこです。

今年も道路のあちこちで椿の種が車で搾油される季節がやって来ました。

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そう、今年もまた椿の種が熟す季節がやって来たのです!搾油原料は色々あれど、椿の実だけは年がら年中入手できるわけでもないので、一年という月日の経過を感じさせてくれます。

 

今回は一年待ってバージョンアップした椿油搾りの記録です。

椿油とわたし 

思い起こせばわが搾油人生の始まりは自力の椿油搾りでの惨敗(この記事です)。

ほぼ一日時間を費やしてとれた雀の涙ほどの椿油。そんな苦い経験から色々と搾油について調べる中でPITEBAと出会い、本格的に搾油の道(大げさ!?)に入ったのでした。そんな思い出の椿油。

 

それに加え、椿の種は拾えばただで手に入るので(むしろ売っていない)、当ブログが掲げる「自給自足」には打って付けの素材! 

家の周りにたくさん自生しているこの土地のものだから、外来種の菜種とかひまわり(搾油用の品種)を栽培して搾るよりもよりレベルの高い地産地消じゃないでしょうか。

さらには、 椿油は日本人が最も古くから利用していた日本を代表する油だし、それなのに現在では食用にはなかなか売ってないし、あっても高級品だし、、。

というわけで、搾る意義が見い出せる油、わたしにとってはそれが椿油なのです。

 

椿油搾りその1:まずは椿の種拾いから

では搾りの工程に入ります。

晴れた日に家の前の山へ分け入り椿の種拾い。今年も沢山落ちてます。 

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30分ほど拾って、水洗いして数日外に干してから量ったら全部で798gありました。

 

それにしても椿の種っていつ見てもなぜか惹かれる。つるつるっとして光沢があって、手触りが最高。ずっと触っていたい。これは日本人のDNAに深く刻みこまれた”椿愛”なのだろうか。

そして曲面の中に突如現れる平面。自然界にこんな平面が存在していいのか!?というぐらい。不思議。

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椿油搾りその2:さあ、椿油を搾るよ

愛機PITEBA、セッティング完了!

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ハンドルがダブルハンドル仕様なのは今回からの新兵器です!(その時の話はこちら

 

搾り始めて早速、想定外の出来事。

椿の実のサイズが大きすぎて、スクリューと噛み合わず全然入っていかない。

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これはエキスペラー式のデメリットのひとつで、原料のサイズによってスクリューと合う合わないがある、というもの。

電動式のエキスペラー搾油機であれば、スクリューに合わない搾油原料は「非対応」で終わってしまうのですが、PITEBAの場合は「人力でなんとかする」ということが可能。これをPITEBAのふところの広さと見るか、メーカーによるこじつけと見るか。

 

仕方なくホッパーを外して、こんな感じで麺棒で上から押しつけながらハンドルを回し、スクリューの溝に噛ませながら搾油していきます。

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1,2粒づつ投入しては押し込んでハンドルを回しまた投入、の繰り返し。他の搾油と比較して忙しいこと忙しいこと。全然搾油が進まない。

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ただひとつ朗報があるとすれば、ハンドル負荷はメーカーの情報の通り、殻つきのままでもある程度の力くらいで比較的楽に回ります。

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搾油完了

あまりに遅々として搾油が進まないので、今回は1時間ちょうどでストップしました。

最適な椿油の搾り方を今後試行錯誤していくためのデータ取りの意味もこめて。

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それにしても全然取れなかった。椿の種自体あまり油は多くないし、それよりもとにかく手間がかかって効率が悪かった。

いつもどおり、コーヒーフィルターで一晩ろ過します。

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一晩ろ過した椿油。他の油以上に黄金色の美しい油。

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重量は38gでした。1時間でこれだけしかとれないのはツライなあ〜

 

味チェック!

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ナッツのような香ばしい香り。味は旨さがありますね。苦味渋味は一切ありません。

 

椿油は不乾性油(乾かない油)で、髪や皮膚の潤い保護に使われる。試しに手に塗ってみました。最近iphoneの指紋認証が反応しなくなるぐらい、乾いてます(泣)

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なお、搾油かすはこんな感じ。さすがに食べられないのでこれは肥料に回します。

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今回の搾油データと次回の課題

処理量:247g/1時間

搾油量:38g/1時間

搾油率:15.4%(38g÷247g)

 

前回、煮出し方式で搾った時は半日かけて同じぐらいの量だったのでそれが一時間で取れたのはかなりの進歩!搾油率も10%→15.4%で無駄も減りました。

ちなみに、椿の種の含油量は25(小さい分裂した種)~33%(真ん丸の種)*1

集めた種は分裂したものが多かったのと、PITEBA公式では含油量の70%が搾油できるとのことなので、25%×70%=17.5%だから、今回の搾油率15.4%は悪くない数字ですね。

ただし、率は良くても量がかせげないのは大問題。課題はとにかく原料投入の点に尽きる。スムーズに原料が投入できれば効率はかなり改善されるはず。 

 

〈次回の改善案〉

①事前に殻ごと粉砕してスクリューとの噛み合わせ改善

 →つぶすだけなので前処理は簡単。

②事前に殻を剥いてスクリューとの噛み合わせ改善

 →種を割って分別するのが面倒だけど、搾油負荷も減るはずなので、ボルトで排出口を搾ってより搾油率を上げることも可能と思われる

 

以上です。次回もがんばるぞ~