前回作った夏蜜柑胡椒
柚子も青唐辛子も使わず、青い夏蜜柑と赤い鷹の爪で作ったところ、和の調味料とは似ても似つかないメキシカンスパイスが誕生してしまいました。
夏蜜柑胡椒ならぬ、夏蜜柑故障。
今回は正式なやり方に近づけようと、青柚子、まだ青い状態の鷹の爪。この二つを原料にしました。
(最初からそうしておけばよかったのに、、)
改善をした作業工程
前回と同じく、柑橘1:唐辛子1:塩0.2の比率で。
今回は前回学習した作業上の改善も加えました。
①唐辛子は半割りして種をかき出す
種があると見映えが悪いし、種の周りが一番辛いらしいので除去。辛味は抑えて、唐辛子の香りを活かす。
なお、写真のとおり素手でやったら後で大変なことになりました(後述)。手袋必須!!
②青柚子の皮はすりおろす
皮が硬いので、すり鉢では細かくできません。おろし金ですりおろす。
分量比率を整えたらあとはひたすらごりごり。
(塩ははじめ全部入れずに、最後に味を見て微調整するのも手です)
で、出来ました。しっとりとしていい感じ
唐辛子が案外すりつぶしにくく、もうちょっと包丁で細かく刻んでおけばよかった。
(薄皮があるのでなかなか細かくならない)
最後に熱湯消毒した瓶に詰めて完成!数日味をなじませます。
待ちきれず翌日味見!
待ちきれずに早速食べてみることに。
1日冷蔵保存だけで、すでに色が少し変化してました。
自作当日(左)と、翌日(右)。1日でもずいぶん変わります。
味はというと、風味と香りはまさに柚子胡椒!今回は完璧です。塩気も辛さもちょうど良い塩梅。
市販品との比較。
しっとりとした質感は完全に同じ。
色、香りは自作品に軍配。
市販品の方が熟成の賜物か、より味がある印象です。これは時間の問題かな?あるいはいい塩を使えばよかったかも。
わたしの大好きな鳥わさで食べてみました。
ねっとりした鳥ささみ肉に柚子胡椒の風味がよく合います。最高、作って良かった!
最後に申し上げます。危険!手袋は必須!!
柚子胡椒を作り終えてから30分後くらいから、なんか急に手がジンジンヒリヒリとしてきて、やけどしたときのような感覚に!
風呂のお湯も痛みが増すし、布団に入ってもヒリヒリして寝れない。ネット情報から、油(わたしは使い終わりの廃油で)で洗ってみたけど、全然効果なし!
結局保冷剤を握ってなんとか寝れました。
辛味は痛覚だと身をもって実感。
ほんとにご注意ください。手袋は必須。
なお前の失敗作は、七味的な使い方でなんとか消費中です。
おしまい