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【PITEBA搾油】生ピーナッツ油を搾りました


今回はピーナッツ油搾りに挑戦。ピーナッツ油というと、中華料理でよく使われるイメージですね。日本ではほとんど売っていない気がします。


搾る前のあれこれ

公式ホームページによると、搾油率は0.5L/kg。ピーナッツ油の比重は0.91g/cm3ほどなので、1kgのピーナッツを絞ると455gほどとれる計算でしょうか(=45.5%)。

ハンドル負荷はlightlyで簡単な部類。

生ピーナッツは上野の落花生問屋、亀井商店さんで購入。搾油用には、小粒の方が油の含有量が多く、適しているそうです(価格的にも)。
さらにはPITEBA搾油の場合、大粒ですとホッパーに詰まってしまって頻繁に突っつかないといけなくなるので、そういう意味でも小粒はマスト!

亀井商店さんなら殻むき小粒ピーナッツが店頭でなんと1kgで450円。専門の問屋さんなので新鮮なものを安心して買えます、オススメ。


亀井商店


搾ってみます

自作PITEBAスタンドにセット。ホッパーのボトルはまだいいのが見つかっていません。

だんだんセッティングのコツもわかってきました。ポイントは矢印のところ。少し締め残しをつくること。

最後まで締め込むとこんな風に垂れた油が火で燃えてしまう。

締め残しておくと、搾りかす受けにちゃんと落ちてくれます。

圧力かけたときに壊れないか?心配になりますが、どうも公式でもこの運用のよう。

証拠写真

公式でも横着な使い方とは、、たぶんPITEBAがバージョンアップすることがあればこの問題は改善されているでしょう(笑)


最初安定するまではハンドル硬めですが、安定すると無理なく回るようになります。とはいえ、「軽い」とは言い難いが、、軽い運動です。

搾り終わり

時間がなかったので途中でストップ。都合680gを絞りました。時間にして1時間ほど。


最後にコーヒーフィルターでろ過。時間がかかるので一晩置いときます。
(セッティングの写真のとおり、絞りながらろ過しようかと思いましたがろ過スピードが遅くて諦めました)

完成!

少し緑がかった黄金色で美しい!比較的とろっとしています。生ピーナッツだけあって少し豆の青臭さがありますが、加熱するときっと印象がガラッと変わるのでしょう。

コスト試算

最終的な収量は227g。原料が680gなので、収率にして33.4%。
公式情報は45.5%なのでそれより12.1%少なかった。たぶん頭の調節ボルトの締め込みが足りず、圧力不足だったのだろう。公式はかなり排出口を絞っているよう。

なるほど、これぐらい絞らないといけなかったのか。
私のかすはこんな感じ。かなり太い

今回の反省点!

コスト的には、原料代306円で227gのピーナッツオイルを得ました。
市販品はyouki食品のピーナッツオイルが920gで1404円(amazon)。
グラムあたりの価格は、

自家搾油    youki食品
1.35円/g vs  1.53円/g

コスパで勝利!(ただの自己満足です)



そんなわけで、次回の改善点も見つかりつつピーナッツ油搾り完了です。
親切設計でないじゃじゃ馬PITEBA
まだまだPITEBAマスターへの道は遠い!


〜翌日〜
冷蔵庫で固まりかけのピーナッツ油。
凝固点は0-3℃ほどのようです。

加熱に強い特長のピーナッツ油を使ったフライドポテト。心なしか油っこさがなく、胃もたれしない美味しい揚げ物でした

ちなみに、搾りかすをオーブンで焼いたらカリカリのピーナッツスナックができるかと思いきや、歯が折れそうなシロモノができました。残念!改良の余地あり


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tokonamex.hatenablog.jp