今年もよもぎパン、草餅の季節がやってきましたね。私、パンの中でよもぎあんぱんがなんだかんだ一番好きかもしれません
2017年1発目のよもぎ食パンは失敗!
よもぎ粉なるものがあるぐらいですから、しっかり茹でてのあく抜きは、必要ないだろうと思っています。あくまで気分的な部分と、後ですりつぶしやすいように、一瞬だけ湯通しします。
色が変わらないようにすぐさま水で冷やしてから、ざく切りしてすり鉢に移し、水を少し加えて細かくすりました
それをさらし布で濾して固く絞って、よもぎ汁とよもぎの固形分を分離しました。固形分はちょうど20gになりました。
よもぎ汁はパンに加える水の一部として、混ぜ込みます。
そして、焼き上がりです。
、、あれ?香りが弱い、、?
切ってみるとちょっと色が薄い?
食べてみても香りが弱すぎる!
目つぶって食べたらただのパン!
その後の調査で分かったこと
どうも、よもぎの配合量が少なかったのが原因のようです。
市販のよもぎ粉だと小麦粉の3%くらいの量を添加するようです。
食品成分データベースによると、茹でたよもぎの水分が85.9%ですから、
よもぎ粉にも10%ほど水分があるとすると、ホームベーカリーの小麦粉分量250gあたり48gの生よもぎを入れる換算です。
そうか、失敗した時は20gしか入れていなかったから、2.5倍必要だったのか!
再チャレンジしました
2倍の量にて再挑戦!
それにしても最近のよもぎって、なんか香り弱くなったような、、鮮烈によもぎだ!って感じがない。
いろんな葉っぱの形のよもぎがあるけど、どれもイマイチな香りだなあ。種類の問題かとおもったけど、どれも似たり寄ったりのかすかな香りで、これだ!というのは見つからなかった。
そんな一抹の不安を抱えつつ、再チャレンジ!
ほうれん草のおひたしのごとく、ぎゅぎゅっと絞って約100g
おひたし状態で100gだったが、すってから思いっきりさらし布で絞ったらジャスト50gでした。
通常のホームベーカリのレシピで(パナソニック、パンドミコース)。よもぎの水分を考慮して、よもぎ汁+水の量を10ml減らして180mlにしました。
そして待望の焼き上がり
粉250gに対して50gもよもぎを入れて大丈夫かと心配しましたが、そんな心配をよそにイーストは通常どおりの仕事をしてくれたのでした。
色が濃い!
が、よもぎが香るか香らないかというと、なんとなく香る気がする?焼き立てでもこんなもんか、また失敗なのか・・・
なす術がないまま就寝
翌日に気が付いた
パンを焼いた翌日の朝、よもぎパンを朝トーストして食べると印象が激変。
!?!?
すごいよもぎの香り!
そう、焼き立てはイーストの香りが強すぎてよもぎがかき消されていたのでした。
なるほど、生よもぎパンなんて凝ったものを作ると焼き立てをすぐに食べてしまいたくなるのが人間というもの。
そこによもぎパンの落とし穴が隠されていたのでした。
よもぎパンの鉄則:焼き立て食うべからず
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