小野式製麺機を前回分解しましたが、内部は想像以上の汚さ!
変に固着してない限り簡単な工具でできるので、ぜひやってみて下さい。素人でも取り扱えるメンテナンス性の良さは電気系のない小野式製麺機ならではですので。
今回は分解編に続いて清掃編です。
本題に入る前に一言。分解せずに洗浄(つけおき洗い)という手法をとられている先達のブログがありましたが、やめておいた方がいいかなと思います。分解するとわかるのですが、ローラーや麺カッターの内部には大きな空洞があるので、つけおき洗いして干すと、内部の液体が残ったままになる可能性がありますので。
それでは本題です。
用意した洗剤はサンポールとマジックリン。あとは手荒れ防止のゴム手袋と真鍮ブラシと使い古しの歯ブラシ。
プロから見るとかなり邪道なやり方なのだろうが、素人のサビ落としでは定番のよう
桶を2つ用意し、片方にサンポール、片方に水で薄めたマジックリン。
まずはサンポールにつけて真鍮ブラシや歯ブラシで洗っていきます。酸の力でサビがみるみる取れていきます。液もみるみる茶色く濁ってきます。
サンポールの酸はサビを落とすと同時に逆にサビを発生させる諸刃の剣でもあるので、洗い終えたら順次速やかにマジックリンの桶に入れて中和して沈めておきました。
ここでやってしまった失敗が。
真鍮のローラーや麺カッターと、軸棒を一緒にサンポールに入れて洗っていたところ、軸棒が銅色になってしまいました。不思議ですが、塩酸液に異なる金属電極があったことで、銅メッキ的な作用が働いたのでしょうか、、?
いずれにしても、素材ごとに別々に洗うことをお勧めいたします。
洗い終わってマジックリン漬けになっている部品たち。ご覧の通り軸棒が銅色です、、。
ただ、部品たちがかなり輝きを取り戻しまして達成感はありました。
最後に、中性洗剤(台所洗剤)で洗い上げまして、念入りに乾かします。特に、ローラーや麺カッターの空洞はなかなか乾きません。2日ほど干してやっと乾きました。
ネジ穴もご注意下さい、溝に水分が潜んでいるようで、私は数カ所サビを発生させてしまいました、、
歯車の黄色く固着したグリス?は結局取れませんでした。
完璧とは言えませんが、これで清掃完了です。
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