ネットで入手した2型小野式製麺機両刃タイプ。ところどころさびや黒い油のかたまりがあったので、分解洗浄をすることにしました。
ピッカピカになると製麺機への愛着もひとしお。回転もスムーズになるし、麺帯が黒く汚れることもなくなるのでぜひ分解洗浄されることをお勧めいたします。
なにより、作業自体がプラモデルのようで楽しかったです。
ここから分解工程です
- 底板を外す
- 脚を外す(12mm六角ボルト)
- ギアカバーを外す(古いタイプにはカバーは付いていない)
- 麺カッターとローラーについているプレート6枚を外す
- 麺カッターの両側の木の板(月板)を4枚外す。横側からネジ止めされている
- ラジオペンチで割りピンを引き抜く。歯車大小2つが外れる(大歯車は裏に平行ピン1本あり)
- 5で月板を外した隙間を利用して、軸棒をずらし麺カッターの歯車から平行ピンを抜く。小歯車4個が外れる。なお、平行ピンは同じように見えて案外太さや形が若干違うので、あった場所を覚えておくと後で楽です
- 軸棒を7とは反対にずらして麺カッターの平行ピンを抜く。すると軸棒が抜けて麺カッターが外れる(軸棒の対応を覚えておくこと)
- ここまできました。銀のホッパーを外す
- 月板を外す(横側からネジ止めされている)
- 麺カッターのときと容量は同じ。まず軸棒をずらして歯車を外す。
- 軸棒をずらしてローラーの平行ピンを抜いたら外れる。
- 全バラシ完了!
それにしても小野式製麺機は鋳物歯車でパスタマシンの比にならないほどの強靱なパワーを発揮するというが、分解してみて軸の回転と歯車やローラーの回転を同調させるのは全て細い平行ピンだけというのに驚きました。だいぶ負荷がかかっているのか、若干“く”の字に曲がっていたり、削れたりしてました。
逆にそこをあえて弱くしておくことで重要部品を守って末長く使えるようにする工夫なのかもしれないですね。
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