自給自足がしたいサラリーマンのblog

自給自足を夢見て、農業、古民家再生、料理にいそしむブログ

椿油搾油の効率化考察

前回の結果を振り返って効率化の考察をしてみる。

tokonamex.hatenablog.jp

①収率

まず椿油の収率はネット情報によると10~20%が限界のようだ。前回10%あったのでなんとか及第点とはいえそうだがあんなに丁寧にやって10%は残念。

前回の問題は、上に浮いた油と椿カスの混合物のみをおたまですくいとって濾過したこと。水も含めて全量濾過して椿カスもしっかり絞ればロスが減らせるはず。

 

②収量

一度でせめて500gくらい油が欲しい。15%収率で計算すると3.3kgの椿の種が必要。

これは努力のみが解決か・・

 

 ③作業時間

時間短縮できるのは実をつぶす工程くらいだろう。殻と中身を一緒に砕ければ一石二鳥。石臼でついてつぶすか。気になるのは殻と身はより分ける必要があるのか?煮出し法なら混じってても搾油自体には関係ないが、殻から苦味なんかが出たりして油に溶け込むと厄介だが果たして?

ネットで調べるとツバキ種子エキス末というのが流通しているようだ。

www.bhn.co.jp

 おそらく椿油搾油後の廃物利用と思われるが、

「ツバキ種子エキス末-CD25」は、有効成分であるツバキサポニンを25%以上と高含有で規格化。
さらに、長年の鋭意研究の結果、シクロデキストリンに包接することでツバキサポニンの苦味を解消し、飲料にも利用可能としました。

ツバキサポニンを豊富に含むが、苦みを解消したのが特徴のようだ。裏返すと椿種子に含まれるツバキサポニンは苦い!?サポニンは水にも油にも溶ける性質のようだが煮る工程で油にも移行しちゃうのだろうか・・?

 

次回の課題です